2020-04-05
コロナな日々の気づき。
世の中には素晴らしい作品が日々生み出されているのに。名前が売れていなくても、人の感情を揺さぶるような力強い作品もあるのに。なぜ日の目を見ないのだろう、、、。作品をつくって展示しても、売れるとは限らないし、それで生計を立てている人は日本にはほとんどいない。そもそもギャラリーに一般の人が来ない。だからカフェや公共の施設で展示している作家もいるけど、観た人が買うという行動にまでなかなか出ない。
芸術は芸術家によって生み出される。その芸術家はこの社会の中で生きている。つまり、芸術は社会の中で生まれるもの。そのはずが、芸術と社会との接点があまりにも無さすぎる。少なくとも日本では。
なぜか。
マーケットがないから、と言ってしまえばそれまでだが、そのマーケットを開拓していく者がいないのだと思った。ディレクターやプロデューサーのような役割。ギャラリストやキュレーターといった職種は存在するが、彼らがアーティストのために仕事を「つくる」ことはない。
「求める人」が必要なんだ。アートを求める人。
ニーズはあるはずなんだけどなー。
なんて、思ってた。
つい最近まで。
・
・
でも気づいちゃった。気づかされた。
ニーズどうこうじゃない。
皆、気づいてなかっただけだったんだって。
やっぱりそうだ。
数ヶ月前に書いてたことと重なった!
芸術は、本当は世界にとって絶対的に必要なんだ。
このコロナ禍で、これまで当たり前だったことが出来なくなって、「日常」の尊さに皆気づいてきてる。
失って初めて気づく、というやつ。
生きてるうちに気づけてよかったよね。
心の豊かさは、食う寝るだけでは満たされない。
それが健康で健全な人間であるということ。
芸術は、人が人として生きるための精神のバランスを保つために、人が生きる最後の最後まで必要なのだ。
それに多くの人々が気づいたら、世界は大きく変わるはずだ♡