DIARY 宇宙の戯言

わたしが今やるべきこと。

今、世界中が不安と恐怖の闇に包まれています。
こんな状況でも前向きに、今出来ることを精一杯やっていこうとしている人たちがいます。
その知力、精神力、すべての活力に敬意を表したい思いです。
でも、やり方を間違えると身勝手な行動になってしまうから、いつも人を想いやって自分の行動・行動範囲に責任を持って動きたいものです。
前例はなくとも、幾度ものピンチを乗り越えてきた大人たちが、これまでの経験を活かして知恵を絞って、底力を見せる時。
今こそ、人間力・人間性が試されています!
今は、いつか必ず訪れる夜明けと共に走り出せるように、ココロとカラダの準備をしておきましょう。
苦しいのは皆同じ。皆同じ条件下にいます。
生きるか死ぬか、命は平等です。
明けない夜はない、と信じて皆で辛抱しましょう!

わたしは普段から手洗い・うがい・体調管理は徹底していて、風邪も滅多にひかないので、自分の心配はしていません。
でも、ウイルスがこれだけ蔓延しているとなると、もう既に感染しているんじゃないかと思っています。
だから、自分が保菌している前提で、あまり人に会わないようにしています。
家族や友人、大切な人たちを守りたいから。

そういう意識を持って生活をしてまだひと月。
2月の時点ではこんな事態になるなんて思ってもみなかったので。まだ、たったひと月なんですよね。

会いたい人にも会えない、楽しみにしていたお仕事も延期。
そんな日々が続く中で、改めて気づかされたこともあります。

人がいないと、成立しないんだ、と。
自分という存在、その価値は、人がいてこそのものなんだ、と。
人は人によって生かされていますよね。

わたしは、多くの人が関わる仕事をして来たんだと、改めて。

本来なら今年は、【the Red Sofa Journey-旅する赤いソファ-】のヨーロッパツアーを5,6月に予定していたのですが、今はもうヨーロッパが大変なことになっていて、それどころではありません。
5月末には、バルセロナで開催されるアートフェアに出展する予定でしたが、それも来年の2月に延期。
1月からヨーロッパで作品のみ巡回展に参加していますが、それも今どうなっているか。。
そして昨年から企画していた現代女性に向けたアートイベントも、まだ企画段階で止まってしまっています。
下半期の予定は、今のこの状況がどうなって行くかにかかっているのですが、おそらく年内に海外は難しいかもしれません。
10月NY行きたかったなぁ〜〜。

こんな先の見えない状況ですが、あまり悲観せず、やるべきことを粛々とやっていこうと思っています。
落ち込んでても仕方ないもんね!
さっきも書いた様に、今は皆同じ。みんな苦しいから。

わたしが今やるべきこと。
それは表現すること。
こんなことになったおかげで、シンプルに本当の姿が見えて来ました。
やっぱり、描きたい。つくりたい。

今は描いても誰にも見てもらえません。展示できないから。
インスタレーションも空間ありき、人ありきなので、今は出来ません。構想を練るだけです。
手探りで絵の具をぶちまけながらコラージュしたり、デジタルでつくったり。

完全なるアウトプット(=披露すること)が出来ない状態は、わたしにとってはとてもフラストレーションを感じることで、創作意欲が削がれてしまっていました。
でもそのおかげで、わたしの作品、つまりわたし自身は、人の存在の中にあると気づくことが出来ました。

それは、言葉で説明するよりも、これからアウトプットしていくものでお伝えできたらと思います。

シンプルに、アーティスト。
シンプルに、白子侑季であること。

#loveyourself